困りごと別ガイド

ADHDで仕事を先延ばしにするとき、止まっている場所から考える

「仕事が進まない」の中には、始め方が決まらない、完成の基準がない、他の人の返事を待っているといった違いがあります。気になっている仕事を1つ選び、どこで止まっているかを確かめます。全部を整理してから取りかかる必要はありません。

編集:ADHDhack.jp編集部 · 更新

どこから読むか迷ったら

止まっている仕事を1行で書きます。「始める動作」「終わりの条件」「相手の返事」のうち、いま足りないものを1つ選んでください。

01

やることは分かっているのに、手が動かない

「資料を作る」を「前回の資料を開く」のように、目の前でできる動作へ書き換えます。仕事や家事の分け方の例と、最初の動作を書くメモを用意しています。1つ終えたあとで、続けるか決める方法です。

ADHDで取りかかれないときは、「ファイルを開く」を最初の仕事にする最初の動作を決めるメモを使う
02

直したいところが増えて、いつまでも提出できない

その資料を受け取った人が何に使うかを確かめ、必要な条件と追加の工夫を分けます。完成条件のシートを使って、送付までに欠かせないことを書き出します。職場で決まっている確認や品質の基準は残してください。

ADHDで仕事が終わらないときは、完成の条件を先に決める完成条件を決めるシートを使う
03

返事が来るまで、仕事全体が止まっている

相手の回答が必要な部分と、自分だけで進めてよい部分を切り分けます。未確認の条件を勝手に決めず、確認する相手と期限を残すための手順です。

返事待ちで仕事が止まる。ADHDの段取りは、待つ部分を切り分ける
04

休憩から戻ると、何をしていたか分からなくなる

作業を止める直前に、開くファイルや次に直す場所を1行残します。今から休むなら、再開時の自分がそのメモだけで戻れるかを確かめてみてください。

ADHDで休憩後に戻れないときは、再開する作業を1行残しておく

細かくしても動けない日は、量や期限も見直す

最初の動作を決めても、疲れている日や抱えている仕事が多い日は進まないことがあります。分け方を何度も作り直す負担が増えていないか確かめてください。期限が迫っているなら、どこまでできていて何が残っているかを伝え、範囲や期限を相談する方法もあります。

記事の選び方や手順は編集部の提案です。ADHDのあるすべての方に合う方法として検証したものではありません。各記事で出典と編集した範囲を確認できます。編集方針を読む